宇宙最初の星や銀河の誕生,それらが放つ光の特性,銀河や銀河団の形成進化,ブラックホールの形成進化と銀河中心核活動,そして星・惑星系形成などについて基礎物理学から理解することを目指しています。研究の特色は,輻射輸送方程式や相対論的輻射流体力学方程式を扱うことにより,物質と光の相互作用を忠実に採入れていることと,多成分多体から成る天体の形成進化においてお互いの重力の相互作用を忠実に採入れていることです。研究手法としては,解析的研究やコンピュータでの演算を始めとして,計算科学研究センターのスーパーコンピュータを利用した大規模数値シミュレーションを用いています。
ブラックホールの存在が確たるものとなった現在でも,降着円盤やジェット,円盤風の構造や物理メカニズムは未解明である。問題を解決するには,EHTやIXPE,XRISM等による超精密観測と最新の理論研究との協働が必要不可欠である。そこで,理論と観測の研究者が最新の成果を共有し,意見交換するための研究会を,本年1月に行った「ブラックホールジェット・降着円盤・円盤風研究会2022」に引き続き開催する。ブラックホールジェット・降着円盤・円盤風を統合的に理解するための共同研究を推進する機会としたい。 このワークショップは,筑波大学計算科学研究センターの主催です。また、科研費基盤A「超大規模計算と超高精度観測で解き明かすブラックホールジェットの駆動機構と多様性」(代表者:大須賀健,21H04488)によってサポートされます。 ...
本研究では,筑波大学と東京大学が新たに開発したブラソフ方程式の高精度計算手法と,国内を代表するスーパーコンピュータを組み合わせることによって,ブラソフ方程式を直接解き,宇...
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5月3日に宇宙理論・宇宙観測の合同新歓バーベキューを開催しました。 研究室に新たに加わる学類4年生やスタッフの方を含めた理論・観測研究室の 親睦を深める目的で開催さ...
2014年7月28日,第38回全国高等学校総合文化祭茨城大会「いばらき総文2014」の新聞部門の方によるインタビューを小松勇さん(博士後期課程3年)が受けました。 ...
ブラックホール候補天体では硬X線が強い状態と軟X線が強い状態間の遷移が観測される。状態遷移中には準周期振動やジェットの噴出が観測され,ブラックホール降着流が激しい活動性を...
宇宙再電離の時代(EoR)は宇宙のバリオン成分の性質を大きく変えた。我々は流体力学的および放射伝達的な数値シミュレーションを用いて,EoR中IGMにおける様々な過程を詳細...
This talk will highlight some progress made based on our efforts of computing the uni...
Dust coagulation in protoplanetary disks is the first step of planetesimal formation...
円盤銀河内部の星形成活動は構造(中心部, 腕部, 棒部 など)に依存することが知られている。中でも棒渦巻銀河はその依存性が顕著であり,腕部では活発に星形成しているのに対し...
星は分子雲中の高密度領域で形成されるが,その高密度領域がフィラメント状であることがわかっている。フィラメントの形成と進化は星形成の初期条件を決定するため重要である。本発表...
宇宙の進化にともなって旅をしてきたビッグバンの残光「宇宙マイクロ波背景放射」(CMB)には138 億年の歴史が刻印されている。CMBにわずかに現れる揺らぎのパターンを精査...
1970年代の発見以来,マイクロクエーサーSS433は銀河系内の最も活動的なジェット天体の1つとして注目を集め続け,数多くの研究が行われてきた。しかしながら,その主星や伴...
この研究会は,広い視点で天体の形成に関わる理論的研究と観測の現状についての情報の共有と意見交換を行う機会を設けるものです。 また,本研究室内で学位論文を控えている学生の...
今年もGalaxy-IGM Workshopの夏がやってきました。 本ワークショップは理論・観測問わず,銀河形成,IGM・CGM,宇宙再電離,巨大ブラックホールなどさま...
この研究会は,広い視点で天体の形成に関わる理論的研究と観測の現状についての情報の共有と意見交換を行う機会を設けるものです。 また,本研究室内で学位論文を控えている学生の...
今年度も Galaxy-IGM Workshop を開催します。 これまで10年近くにわたって継続的に銀河観測・理論,IGM 観測・理論,および AGN 観測・理論の研...